生活習慣病

高脂血症・高コレステロール血症・肥満

健診でコレステロールや中性脂肪の異常や体重オーバーを指摘されることが多くなっています。糖尿病と同様に運動不足や高カロリー、高動物性脂肪の摂取と関係しています。

食事とは無関係に遺伝的な要因でこれらの値が高くなる場合もあります。確かにコレステロール値や中性脂肪が高いと動脈硬化を起こして心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくすることが知られています。

高脂血症の治療はコレステロールや中性脂肪の値だけで決まるわけではありません。その方の、年齢、性別、糖尿病や高血圧の有無、これまでかかった病気により決められます。

当院では血液検査のみでなく、動脈硬化の程度を脈波検査CAVI値や頸動脈超音波検査、体組成計、腹部超音波検査などで測定し治療方針を決定します。重要な食事療法は管理栄養士が個別に相談指導します。高脂血症の血液データの改善のみでなく、引き起こす血管病の予防を主眼に治療いたします。

なお脈波検査は１５分程度の短時間で体の負担なく全身の動脈硬化度CAVIを測定する検査です。各学会でも認められた有用な検査で血管年齢も算出されます。暦年齢と比較して今後の生活習慣の管理、薬物治療などの参考になります。３－６か月ごとに定期的に検査することができます。